人気ブログランキング |

下地の大切さ(お化粧でも作品でも、、、、)

更新を通知する

お化粧でも下地はとても大事だと聞きます。
その役割は肌の凹凸を滑らかにする。
ファンデーションが少量ですみ、その持ちを高める効果があると聞きます。

絵画や額縁の制作の古典技法においてもこの下地はとても大切です。
その役割はお化粧とあまり大差はありません。
下地が無い仕上げには、よく見ると木の場合は無数の導管の穴が見えます。

下地とは物を作り上げる土台となるもので、堅牢で均一な肌合いを作ります。

仕上げ材の色彩や材質感を活かすための素地なのです。

所謂、縁の下の力持ちと言うべきなのでしょうか。

この下地の状況、形が作品に与える影響は計り知れません。
実は、それほど大事なものなのです。
その材料には色々とありますが、
c0041864_22314973.jpg
絵画と額縁ではその目的によって、同じであったり、異なったりします。実際にはこの写真にあるようなものを使い分けます。
白っぽい粉が幾つかありますが、微妙に白さと品質がそれぞれ異なります。

c0041864_22315575.jpg
これは絵画も額縁もそれぞれ異なる下地を施しています。その目的は仕上げの効果を狙っての事です。
この下地の良し悪しが作品の仕上がりに直接に繋がってゆくのです。

鑑賞なさる時に、この下地にも目を向けてみませんか。
                    筒井




# by vaneyke | 2019-03-27 22:52 | 絵画+額縁

3つのオーバル額  ー土曜日コースー

まずは1つ目のオーバル額制作の様子です。
ガンガンと彫刻刀で彫り込んでゆきます。
c0041864_20350451.jpg
こうしてようやく2つの対になった落ち着いたオーバル額です。
c0041864_12380110.jpg






2つ目は花柄模様の2種類の額です。
まだ、古美はかけていない状態です。
c0041864_20463948.jpg


全体に古美をかけてご覧の通り。
c0041864_20345851.jpg


何と、額を入れるタトウ箱も作ってしまいました。額も喜んでいます。
c0041864_20425223.jpg


3つ目のオーバル額は彫刻刀で彫り込んだ複雑な模様です。
これは石膏を塗った状態です。
c0041864_20440494.jpg

豪華な金箔のオーバル額の出来上がり。
立体的に金箔を貼るのに、ご苦労なさったようです。
c0041864_12410863.jpg

オーバル額は何と言っても四角い額と違って全体的に柔らかい雰囲気を出します。
四角の額は四辺の角が強調されます。一方オバール額はベクトルが比較的均一に働きます。
故に柔らかい雰囲気を醸し出すのです。
まるで雰囲気が違いますね。
その特徴から肖像画などによく使われてきました。

様々なオバール額をどこかで見かけましたら、どうぞ気にかけて見てください。
きっと新しい発見があるはずです。


# by vaneyke | 2019-03-10 12:42 | 額縁

火曜日講師の 個展案内

LAPISの火曜日講師の 奥秋由美先生の個展案内です。

お近くにお越しの際には是非お立ち寄り下さい。

テンペラ画も多く展示しています。



c0041864_10115427.jpg

c0041864_10115123.jpg







# by vaneyke | 2019-02-04 10:14

展覧会の絵と額縁

10月の個性的な展覧会の作品をアップします。

c0041864_20541179.jpg

c0041864_20543151.jpg

c0041864_20543898.jpg

c0041864_20544542.jpg

c0041864_20545277.jpg

c0041864_20545860.jpg

c0041864_20550514.jpg

c0041864_20551336.jpg

c0041864_20552087.jpg

c0041864_20552786.jpg

c0041864_20553423.jpg

c0041864_20554220.jpg

c0041864_20555889.jpg

c0041864_20560688.jpg

c0041864_20561284.jpg

c0041864_20561851.jpg

c0041864_20562480.jpg

c0041864_20563252.jpg

c0041864_20563865.jpg

c0041864_20564471.jpg

c0041864_20565024.jpg

c0041864_20570082.jpg

c0041864_20570721.jpg

c0041864_20572769.jpg

c0041864_20573557.jpg

c0041864_20574161.jpg

c0041864_20574833.jpg

c0041864_20575505.jpg






























# by vaneyke | 2018-12-05 21:04 | 絵画+額縁

LAPISの展覧会のおしらせ

AtelierLAPISの展覧会のおしらせです。

期間は
2018年10月8日(月)〜14日(日)
11:00~18:30(最終日は16:00まで)

日頃の研究の成果を発表いたします。
この時期にお近くにお越しの際には
是非お立ち寄りください。

c0041864_10285888.jpg




c0041864_10290522.jpg


# by vaneyke | 2018-09-29 18:54 | 生活

HAḾさんのラッパの天使模写 -月曜コース-


昨年2016年の秋に計画開始した

HAMさんのテンペラ模写と額縁プロジェクトの

第1弾が8月末にいよいよ完成しました。

フラ・アンジェリコの楽奏の天使で

作品サイズが70×30センチほどある

大きな模写です。

支持体にカルトンを写し、石膏盛上げの

装飾を入れて形を整えます。

2017年2月6日。

c0041864_17112830.jpg



金箔を磨き終え、マスキングを剥がします。

c0041864_17122077.jpg



11月13日、模写もずいぶんと進みました。

c0041864_17111593.jpg


年が明けて2018年1月22日模写完成。

額縁の木地が届き、デザインも決まりました。

c0041864_17111526.jpg




2月19日、額縁のライナーを彫刻します。

c0041864_17111439.jpg




5月7日、石膏を塗り、石膏の盛上げ装飾を入れます。

額縁の完成した姿が徐々に見えてきました。

c0041864_17111452.jpg




全面に金箔を貼り、繕い、磨きあげました。

ピカピカな7月23日。

c0041864_17111445.jpg




そしてワックスとパウダーで古色付けです。

c0041864_17111499.jpg


8月13日、盛夏になりました。

長い長い工程を経て、完成した作品です。

c0041864_17111425.jpg


c0041864_17112381.jpg


c0041864_17111346.jpg


こうして日付と写真で工程を追ってみると

感慨もひとしおです。

このラッパの天使はプロジェクトの第一弾。

同じサイズの天使をあと2枚模写する

計画だそうです。

大変だけど楽しそう!

HAMさん、2弾3弾も期待しております!



# by vaneyke | 2018-09-13 20:29 | 絵画+額縁

TAさん アカンサスの黄金額縁 -月曜コース-


昨年か一昨年か・・・TAさんが彫り上げた

アカンサスの額縁木地ですが

いつの間にやらご自宅で金箔を仕上げて

先日アトリエで披露してくださいました。

c0041864_11431191.jpg


彫刻の凹凸、すみずみまできっちりと

金箔が入っています。

c0041864_11431111.jpg


時間を置いて丁寧になんども箔置きをして、

きっちり磨かれた金箔はまばゆくて

MIさん、IMさんの額縁にひきつづき

古色仕上げはひとまず先送りに。

この額縁に納める作品に合わせて

古色の風合いを決めても遅くありませんから。

c0041864_11431104.jpg

TAさん、丁寧な作業で美しい額縁を

完成させてくださってありがとうございました!





# by vaneyke | 2018-08-24 11:46 | 額縁

IḾさん 金箔刻印の額縁 -月曜コース-

遠くから通って下さっているIMさんは

油彩古典技法のプロフェッショナルで

いらっしゃいますが、ご自身の作品額装のために

月に1度アトリエに来て下さっています。

緻密で、そして追求の集中力には

わたしも尊敬の念を抱いているIMさんが

丹精込めた額縁が完成しました。

c0041864_12411334.jpg

ここまでの完成度、脱帽です。

ボローニャ石膏を塗り磨く作業をはじめ、

レリーフの高さ、刻印の正確さ、箔の輝き

どれだけの労力と時間を費やされたことか。

お家でも地道に急がず少しずつ進められた成果。

疲れたら無理に続けない、潔く中断することが

均一に仕上げるには重要、とのお話です。

c0041864_12411350.jpg

当初は古色を付ける予定でしたが

あまりの完成度の高さから

お引止めしてしまいました。

古色加工は後からでも可能ですのでね・・・。

最近は生徒さんの技術が大変向上し

古色加工が惜しくなるばかりです。

c0041864_12411424.jpg

自分の手で自分のために、

心と技術と時間を最大限に費やすこと。

いつも同じ精神で作業を進めること。

出来るようでなかなか難しいことです。

わたしも生徒さん方も大変感化された作品でした。

IMさん、心のお手本を見せてくださって

ありがとうございました。



# by vaneyke | 2018-08-08 12:42 | 額縁

MIさん 刻印額縁とテンペラ模写 -月曜コース-


MIさんの模写と額縁、とうとう完成しました。

c0041864_12572900.jpg

真鍮プレートをカットして書き込んだ

タグプレートを取付けます。

狭いスペースで滑るので慎重に。

c0041864_12572938.jpg

さぁ、出来上がりです。

このプレートの存在で作品がぱしっと絞まりました。

c0041864_12572951.jpg

美しく磨き上げた金箔は、あまりに美しく

古色を付けるのを中止するほどです。

模写もぐんぐん上達しました。

金箔の永遠の輝きとメディチ家の食卓を飾った

フルーツの模写を、どうぞ大切に楽しんでください!

MIさん、すばらしい作品を完成させてくださり

ありがとうございました。




# by vaneyke | 2018-08-01 12:59 | 絵画+額縁

オーバル額    ー土曜日コースー

小さなオーバル額とたとう箱
c0041864_21271525.jpg
毎月新幹線で通ってこられるKYさん
可愛らしい花模様を彫り込んだ金箔の小さなオーバル額です。
そしてその額を入れるたとう箱です。
友人に差し上げるつもりだったのが、何だか差し上げるのが惜しくなったそうです。

c0041864_21474115.jpg
フィレンツェのマーブル用紙で作ればご覧の通り。
c0041864_21474302.jpg

c0041864_21473871.jpg
ひょっこりとオーバル額が顔を出すとかわいい!







2つのオーバル額
c0041864_21270827.jpg
KSさんが苦心をしながら木を削って、同じ木地を2つ作って塗装を変えた小さな2つのオーバル額です。
まるでドーナツを思い起こしそうですね。





# by vaneyke | 2018-06-23 21:51