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2月の土曜日   

このBLOGも暫くアップしていなくて申し訳ありませんでした。
先日の土曜日の教室の様子をアップいたします。

2月の土曜日   _c0041864_16202140.jpeg
木地から制作されたFさん独特な形の額縁で、
石膏塗りの段階です。


2月の土曜日   _c0041864_16202460.jpeg
全体にクラッキングとほんのりと金、そして古美をかけています。
小さな落ち着いた額縁です。中には切手が入るそうです。


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こちらは金箔の水置きの上から古美をかけた額縁です。
新幹線に乗って遠くから来られるYさん。


2月の土曜日   _c0041864_16201588.jpg
中には黄金背景によるファブリアーノの部分模写です。
絵画の画面が美しく表れています。


2月の土曜日   _c0041864_16204235.jpeg
こちらはNさん、フラ・アンジェリコの天使です、
これは初めての黄金背景で、描画前のインプリマトゥーラが終えたところです。




# by vaneyke | 2020-02-09 16:35 | 絵画+額縁

フランボワイアン様式額縁の木地組立 まもなく完成? ー土曜日コースー

LAPISの土曜日の生徒さんにフランボワイアン様式の木地のキットをお渡しして
その複雑な組み立てをSさんはようやく終えようとしています。
両頭の塔の部分は写真には写っていませんが、既に完成しています。
まるで、ゴシック建築そのものの額縁です。
フランボワイアン様式額縁の木地組立 まもなく完成? ー土曜日コースー_c0041864_08334939.jpg


この後加工をして下のような状況になります。
まだ、金箔は上半分ですね。
フランボワイアン様式額縁の木地組立 まもなく完成? ー土曜日コースー_c0041864_08335920.jpg

全て貼り終わり後は古美かな?
フランボワイアン様式額縁の木地組立 まもなく完成? ー土曜日コースー_c0041864_20184123.jpg


# by vaneyke | 2019-07-14 08:41 | 額縁

火曜日の生徒さん 青木さんが「第4回 あおば美術公募展」に入選、そして入賞です。

お知らせです。
火曜日の生徒さん 青木さんが
『第4回 あおば美術公募展』に出品し入選、そして入賞いたしました。
どうぞご覧ください。

火曜日の生徒さん 青木さんが「第4回 あおば美術公募展」に入選、そして入賞です。_b0205287_14175637.jpg
『第4回 あおば美術公募展』
会期:2019年7月6日(土)〜15日(月・祝)
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1(1階)、展示室2(2階)
時間:10:00〜18:00(最終日15:00)

火曜日の生徒さん 青木さんが「第4回 あおば美術公募展」に入選、そして入賞です。_b0205287_14180432.jpg
作家名:青木フランシス
作品:入選2点
   『Frances Transit』横浜青葉ライオンズクラブ賞受賞
   『くちなしの楽団』
技法:テンペラ油彩混合

# by vaneyke | 2019-07-07 14:27

下地の大切さ(お化粧でも作品でも、、、、)

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お化粧でも下地はとても大事だと聞きます。
その役割は肌の凹凸を滑らかにする。
ファンデーションが少量ですみ、その持ちを高める効果があると聞きます。

絵画や額縁の制作の古典技法においてもこの下地はとても大切です。
その役割はお化粧とあまり大差はありません。
下地が無い仕上げには、よく見ると木の場合は無数の導管の穴が見えます。

下地とは物を作り上げる土台となるもので、堅牢で均一な肌合いを作ります。

仕上げ材の色彩や材質感を活かすための素地なのです。

所謂、縁の下の力持ちと言うべきなのでしょうか。

この下地の状況、形が作品に与える影響は計り知れません。
実は、それほど大事なものなのです。
その材料には色々とありますが、
下地の大切さ(お化粧でも作品でも、、、、)_c0041864_22314973.jpg
絵画と額縁ではその目的によって、同じであったり、異なったりします。実際にはこの写真にあるようなものを使い分けます。
白っぽい粉が幾つかありますが、微妙に白さと品質がそれぞれ異なります。

下地の大切さ(お化粧でも作品でも、、、、)_c0041864_22315575.jpg
これは絵画も額縁もそれぞれ異なる下地を施しています。その目的は仕上げの効果を狙っての事です。
この下地の良し悪しが作品の仕上がりに直接に繋がってゆくのです。

鑑賞なさる時に、この下地にも目を向けてみませんか。
                    筒井




# by vaneyke | 2019-03-27 22:52 | 絵画+額縁

3つのオーバル額  ー土曜日コースー

まずは1つ目のオーバル額制作の様子です。
ガンガンと彫刻刀で彫り込んでゆきます。
3つのオーバル額  ー土曜日コースー_c0041864_20350451.jpg
こうしてようやく2つの対になった落ち着いたオーバル額です。
3つのオーバル額  ー土曜日コースー_c0041864_12380110.jpg






2つ目は花柄模様の2種類の額です。
まだ、古美はかけていない状態です。
3つのオーバル額  ー土曜日コースー_c0041864_20463948.jpg


全体に古美をかけてご覧の通り。
3つのオーバル額  ー土曜日コースー_c0041864_20345851.jpg


何と、額を入れるタトウ箱も作ってしまいました。額も喜んでいます。
3つのオーバル額  ー土曜日コースー_c0041864_20425223.jpg


3つ目のオーバル額は彫刻刀で彫り込んだ複雑な模様です。
これは石膏を塗った状態です。
3つのオーバル額  ー土曜日コースー_c0041864_20440494.jpg

豪華な金箔のオーバル額の出来上がり。
立体的に金箔を貼るのに、ご苦労なさったようです。
3つのオーバル額  ー土曜日コースー_c0041864_12410863.jpg

オーバル額は何と言っても四角い額と違って全体的に柔らかい雰囲気を出します。
四角の額は四辺の角が強調されます。一方オバール額はベクトルが比較的均一に働きます。
故に柔らかい雰囲気を醸し出すのです。
まるで雰囲気が違いますね。
その特徴から肖像画などによく使われてきました。

様々なオバール額をどこかで見かけましたら、どうぞ気にかけて見てください。
きっと新しい発見があるはずです。


# by vaneyke | 2019-03-10 12:42 | 額縁